葉が黄色くなったときの結論
会社の胡蝶蘭は、黄色い葉だけで「枯れた」と判断しない
受付やオフィスの胡蝶蘭で下葉が黄色くなると不安になりますが、古い葉の入れ替わりであれば急ぎの問題ではありません。一方で、複数枚が同時に黄色い、葉が柔らかい、鉢が湿ったままなら根腐れや低温を疑います。
総務目線では、専門的な診断よりも、相手先や社内で慌てない説明が重要です。水を足す前に、葉の位置、枚数、進む速さ、鉢の湿りを順番に確認してください。
- 下葉1枚だけなら自然な寿命の可能性
- 複数枚・急な変化・柔らかい葉は注意
- 鉢が湿っている時は水を足さない
- 写真を撮って販売店へ相談できる形にする
- 下葉1枚だけなら、自然な寿命の可能性が高い(基本は見守り)
- 複数枚が同時に黄変したら、根腐れ(過湿)を最優先で疑う
- 葉先から黄変+肥料直後なら、肥料過多(根傷み)の可能性
- 部分的な黄変+白い焼け跡/風が当たる側なら、葉焼け・直風ストレスの可能性
迷ったら、水を増やさず「鉢の乾き・根・置き場所」を確認するのが最短です。
✔ 水やりは「乾いてから」だけ覚えてください。
胡蝶蘭は、毎日水を足すような管理では鉢内が乾きにくく、根を傷めることがあります。特に贈答用の寄せ植え鉢は内側の乾きが見えにくいため、世話の回数を増やすより、鉢の湿りと根の状態を確認してください。基本的な管理を共有しておくと、初心者でも過湿を避けやすくなります。
長い記事なので、必要なところから読めます
- 黄色い葉の原因を急いで知りたい方は、診断フローから確認してください。
- 下葉1枚だけか、複数枚が一気に黄色いかで緊急度が変わります。
- 水を足す前に、根・鉢の湿り・最低温度を順番に見てください。
↓ 黄色い葉の位置・枚数・進み方を動画で確認 ↓
■監修者:ふくふくろう(法人贈答実務/総務15年以上)
- 法人贈答手配:15年以上
- 累計対応:500件以上
- 月3〜5件の手配を継続(BtoB企業で開業・移転・就任祝いを担当)
受け取った後に迷いやすい置き場所と管理の確認順を整理しています。贈答後の枯らさない管理も含めて、現場で困るポイントを基準化しています。
このページの読み方:症状から必要な対処を探せるように整理しています。葉・根・花・温度・水やりなど、今気になる項目を下の目次から選んでください。
最短診断|黄色い葉は「どこが・何枚・どの速さ」で見る

胡蝶蘭の葉が黄色くなった時は、まず「寿命なのか、根や環境の異常なのか」を切り分けます。下葉1枚がゆっくり黄色くなるなら自然な入れ替わりの可能性があります。一方で、上の葉・株元・複数枚が短期間で黄色くなるなら、根腐れ・低温・過湿・強い環境変化を優先して確認してください。
| 見る順番 | 安心しやすい状態 | 注意したい状態 |
|---|---|---|
| 葉の位置 | 一番下の古い葉だけ | 上葉・新葉・株元が黄色い |
| 枚数 | 1枚だけ | 2枚以上が同時に変化 |
| 速さ | 数週間かけてゆっくり | 数日で広がる |
| 質感 | 乾いて自然にしぼむ | 半透明・ブヨブヨ・黒ずみがある |
診断フロー|黄色い葉を見たらこの順番で切り分ける
葉の位置・枚数・鉢の湿り方を選びながら確認する場合は、胡蝶蘭の症状チェックツールで可能性と最初の対応を絞り込めます。
- 下葉1枚だけがゆっくり黄色い:古い葉の入れ替わりを疑います。水や肥料を増やさず、株全体が元気か確認します。
- 複数枚が短期間で黄色い:根腐れ・過湿を優先して確認します。鉢が重い、植え込み材が乾かない、根が黒い場合は水を止めます。
- 冬の窓際で半透明・ブヨブヨする:低温障害を疑います。水を足さず、まず夜の最低温度と冷気を避けます。
- 葉先だけ・片側だけ黄色い:肥料過多、直射日光、空調風などの環境ストレスを見直します。
この順番で見ると、寿命・根腐れ・低温障害・環境ストレスを一つの記事内で切り分けられます。黄色い葉だけを見て水を足すと悪化することがあるため、必ず鉢・根・温度まで合わせて確認してください。
黄色い葉を見た直後にやること

- 鉢の重さと植え込み材の乾き方を確認する
- 根の色が見える場合は、黒い根・柔らかい根がないか見る
- 冬なら夜間の最低温度、夏なら蒸れと水残りを確認する
- 原因が分からないうちは水や肥料を追加しない
黄色い葉は見た目の変化が大きいため、贈答先でも不安になりやすい症状です。ただ、すべてが危険というわけではありません。1枚だけか、複数枚か。下葉か、上葉か。ゆっくりか、急にか。この3点で見ると、不要な処置を避けやすくなります。
この記事の使い方|総合判断から原因別の記事へ進む
このページでは、葉が黄色くなる原因をまとめて確認できます。根腐れ・低温障害・水やりの失敗など、原因が絞れた場合は、該当する専門記事へ進むと対処が早くなります。
先に結論|黄色い葉は「1枚だけか、複数枚か」で判断する


迷った時は、最初に枚数を見てください。下葉1枚だけなら慌てず観察、複数枚なら根・温度・水やりを点検します。特に、株元に近い葉が急に黄色くなる、葉が半透明になる、根が黒く柔らかい場合は、水を足すより先に環境を止めて確認することが大切です。
胡蝶蘭を弱らせる典型行動

黄色い葉を見ると、つい水・肥料・置き場所の変更で立て直したくなります。しかし、原因が分からないまま手を加えるほど、株に負担がかかります。まずは観察し、次に原因を絞り、必要な処置だけを行う流れにしてください。
- 水不足と決めつけてすぐ水を足す
- 肥料で元気にしようとする
- 毎日置き場所を変える
- 黄色くなり始めた葉を無理に引き抜く
原因別|老化・根・水・環境の順に確認する
黄変の原因は一つずつ当てるより、葉の位置→鉢と根→温度→光・風の順に除外すると迷いません。下葉1枚だけなら老化を先に考え、複数枚や急な変化なら根と環境を優先します。
| 確認順 | 見る場所 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 葉の位置・枚数 | 下葉1枚は老化寄り。上葉・複数枚は注意 |
| 2 | 鉢の重さ・根 | 重い鉢、黒く柔らかい根は過湿・根傷み寄り |
| 3 | 夜の最低温度 | 窓際・玄関・床近くは低温障害を確認 |
| 4 | 光・風・肥料 | 片側の黄変、葉先枯れ、直風や施肥履歴を見る |
判断の基本
原因が確定するまでは、水・肥料・置き場所の変更を重ねません。写真を残し、同じ条件で進行速度を見る方が原因を切り分けやすくなります。
原因① 自然な老化による黄変(問題なし)

季節の変わり目や花後、成長がゆるむ時期には、古い下葉が1枚だけゆっくり黄色くなることがあります。これは株が弱ったというより、古い葉を整理している自然な動きです。芯の葉が硬く、根に黒ずみや腐敗臭がなく、黄変が短期間で増えていなければ、まずは水や肥料を増やさずに様子を見てください。
葉の変化を実例と季節管理で確認
黄変は、葉の位置、枚数、進む速さをそろえて見ます。クマサキ洋ラン農園の再開花・管理の実例写真では、葉焼けや管理中の株の変化も確認できます。季節ごとの置き場所は生産者の育て方解説と照合してください。
自然老化の見分け方
- 一番下の葉だけが黄色くなる
- 徐々に黄色くなり、最後は落ちる
- 他の葉は元気
→ 胡蝶蘭の正常な生理現象です。
自然老化だった場合の対応
- 無理に引き抜かない
- 完全に黄色くなってから自然に取れるのを待つ
→ 心配する必要はありません。
原因② 根腐れによる葉の黄変(要注意)

根腐れによる黄変の見分け方
- 下葉から順に黄色くなる
- 葉が柔らかく、張りがない
- 鉢の中が湿っている
- 株が不安定
→ 最も注意すべきケースです。
| 迷った時の2択 | 老化(様子見) | 根腐れ(要対応) |
|---|---|---|
| 黄変の枚数 | 下葉1枚だけ | 2枚以上が同時に進む |
| 鉢の状態 | 乾きやすい/軽い | 湿りっぱなし/重い |
| 葉の質感 | 他の葉は硬い | 柔らかい・張りがない |
| 初動 | 位置固定+待つ | 水停止+風通し(改善なければ植替え) |
なぜ根腐れで黄色くなるのか
根が腐ると、水や栄養を吸収できなくなり、葉が維持できず黄色く変色します。
正しい対処法
- すぐに水やりを中止
- 風通しの良い場所へ移動
- 改善しない場合は植え替え
症状や季節の判断で迷う場合は、原因に近い補足記事を確認すると、次に触るべきか待つべきかを決めやすくなります。
原因③ 水やり・肥料のトラブル
水やり過多
- 常に湿った状態
- 根腐れに直結
→ 黄色+しおれが同時に起こりやすい。
肥料の与えすぎ
- 葉先から黄色くなる
- 根を傷める原因
水やり・肥料が原因だった場合の対応
- 一度肥料を完全に中止
- 水やり間隔を見直す
原因④ 環境ストレスによる黄変
以下のような環境変化も、葉が黄色くなる原因になります。
- 直射日光による葉焼け
- 冷暖房の風が直接当たる
- 冬の低温
- 急な置き場所変更
環境ストレスによる黄変の見分け方
- 黄色くなった部分が部分的
- 葉に白っぽい斑点や焼け跡がある
置き場所・光・風を整える対応
- 明るい日陰へ移動
- 風が直接当たらない位置へ
そのほかに確認する原因|光・低温・病害虫・用土
原因⑤ 日照不足(暗すぎ)による黄変
胡蝶蘭は「直射日光が苦手」ですが、逆に暗すぎる環境が続くと光合成不足になり、葉が薄い黄色っぽさ(黄緑〜薄黄)になることがあります。
| 見分け方 | 黄色の出方 | 同時に起こりやすいこと | 最初の対処 |
|---|---|---|---|
| 暗い部屋・奥まった場所に長期間置いている | 葉全体が「薄く」黄色い/ツヤが落ちる | 花持ちが短い/新芽・根の動きが鈍い | 明るい日陰へ段階的に移動(レース越しの窓際など) |
| 根は硬い・鉢が極端に湿っていない | 急激ではなくゆっくり進む | 葉が柔らかいというより「薄い色」 | 位置固定+2〜3週間様子見(急に動かし過ぎない) |
現場基準(法人で事故が減る運用)
- 「直射NG」だけでなく「暗すぎNG」もルール化(受付奥・廊下奥は要注意)
- 移動は一気に明るくしない(急な環境変化で葉焼けが起きやすい)
- 判断に迷ったら根の硬さ・鉢の湿りをセットで見る
原因⑥ 低温障害・凍傷(冬の窓際/冷気)による黄変
冬に多いのが窓際の冷気・床冷えによる低温ストレスです。特に夜間の窓際は室温が下がりやすく、葉が黄色くなることがあります。
- 窓際(夜間の冷気)
- 床置き(底冷え)
- 自動ドア付近(外気が入る)
| 見分け方 | 黄色の出方 | 注意度 | 最初の対処 |
|---|---|---|---|
| 冬に窓際・冷気の通り道に置いた | 急に黄変する/部分的に透けるように変色することも | 中〜高 | 室内中央へ移動+位置固定(急な移動は1回でOK) |
| 鉢が冷たく感じる/朝の冷え込みが強い | 葉が柔らかくなる・傷んだ部分が残る | 高 | 床から上げる(台に置く)+冷気を遮る |
低温で傷んだ葉は元に戻りません。まずは「冷やさない配置」に変えて進行を止めるのが最優先です。
原因⑦ 塩害(肥料・硬水・ミネラル蓄積)による葉先黄変
肥料の与えすぎ以外にも、植え込み材に肥料成分やミネラルが溜まり、葉先・葉縁から黄色→茶色に枯れ込むことがあります(いわゆる塩害・肥料焼けの一種)。
| 見分け方 | 黄色の出方 | よくある引き金 | 最初の対処 |
|---|---|---|---|
| 葉先や縁が黄色→茶色に枯れる | 「先端から」枯れ込みやすい | 肥料の頻度が多い/濃い/追肥を続けた | 肥料を中止+水やりを“元の安全運用”へ戻す |
| 鉢表面や植え込み材に白い結晶が出ることがある | 葉全体ではなく先端中心 | 水やり回数が多く常に湿っている | 可能なら鉢内を一度しっかり流す(鉢底から抜けるまで) |
ポイント:塩害は「足すほど悪化」しやすいタイプです。回復期は肥料を入れない方が安全です。
塩害を起こす「よくある運用」3つ(上位で頻出)
- 硬水・ミネラルが多い水(地域差あり):植え込み材に成分が残りやすい
- 受け皿に溜め水:蒸れ+塩類が濃縮しやすい(“濡れっぱなし”を作る)
- 追肥+水やり多め:白い結晶(塩類)→葉先枯れ込みの引き金になりやすい
現場基準:受け皿の水は必ず捨てる。溜めないだけで事故が減ります。
“流し灌水(鉢内を流す)”の目安:
白い結晶が出る/肥料を続けた/水質が気になる場合は、生育期(春〜秋)に月1回程度、鉢底からしっかり抜けるまで流してリセット。
※弱っている株・低温期は無理に行わず、まず水やり回数と溜め水を見直す方が安全です。
原因⑧ 病気・害虫による黄変(斑点・急拡大は別枠で疑う)
黄色くなる原因は水や環境が多い一方で、斑点が出る/急に広がる/水っぽく腐る場合は、病気や害虫の可能性も考えます。
| 疑うサイン | 黄色の出方 | まずやること(初動) | やってはいけない |
|---|---|---|---|
| 黄色に加えて斑点が増える(黒・茶・輪郭がはっきり) | 点状・まだら/広がる | 隔離+葉裏・付け根も確認/ハサミや手を消毒 | 他の株と密集/共用ハサミで剪定 |
| 水っぽく柔らかい腐り・におい/短期間で悪化 | 急速に黄変→崩れる | 隔離+過湿を止める(水停止・風通し)/患部は広めに除去(刃物消毒) | 様子見で放置/濡れたままにする |
| 葉裏に白い綿・殻・点状の吸汁跡 | 全体が薄黄〜まだら | 隔離+まず拭き取り(濡らした綿棒等)/発生源(葉裏・株元)を重点チェック | 見える部分だけ取って終わり(再発しやすい) |
現場基準:斑点・腐りが「増える」「広がる」なら、原因特定より隔離と衛生を優先します。まずは他の株にうつさない運用が最重要です。
| 病気の例(確定診断は不要) | よくある見え方 | 初動(やること) |
|---|---|---|
| 炭疽病(例) | 乾いた黒〜茶の斑点が広がる/輪郭がはっきり | 隔離+葉を濡らしっぱなしにしない+衛生(刃物消毒) |
| フザリウム等(例) | 急速な黄化・萎れ/根〜株元側の異常が強いことがある | 隔離+過湿停止+進行が速い場合は早めに専門店へ相談 |
| 軟腐病(例) | 水っぽい腐り+におい+短期間で拡大 | 隔離+患部を広めに除去(刃物消毒)+乾かし気味で管理 |
害虫チェック(30秒で見る場所)
- 葉裏:点状の吸汁跡(色抜け)/細かな汚れ(ハダニ系の疑い)
- 付け根(葉の重なる所):白い綿状(コナカイガラムシ系)/殻状(カイガラムシ系)
- 花茎まわり:ベタつき(甘露)/黒いすす状汚れ(すす病の引き金)
初動:隔離 → 拭き取り → 1〜2週間は再発監視。増える・広がる場合は専門店へ相談すると安全です。
原因⑨ 栄養障害(肥料不足・微量要素不足)による黄変
※注意:胡蝶蘭の黄変は「不足」より過湿・低温・暗さが原因のことが多いです。先にそれらを除外できたときだけ、栄養不足を疑います。
「肥料は怖いから何も入れていない」「ずっと同じ鉢のまま」などの場合、まれに栄養不足で葉が薄い黄緑〜薄黄色になることがあります。
| 不足の例(確定診断は不要) | 出やすい位置 | 見え方 | 安全な初動 |
|---|---|---|---|
| 窒素不足(例) | 古い葉(下葉)側 | 全体が薄黄〜黄緑に“じわじわ” | 生育期のみ、薄め施肥へ戻す(弱った株は入れない) |
| 鉄・マグネシウム不足(例) | 新葉側〜中位葉 | 葉脈がやや緑で周りが薄い黄化(クロロシス) | まず明るさ/温度/乾きの安定→その上で薄め施肥 |
現場基準:法人で事故が減るのは「弱っている時は肥料を入れない」運用です。
栄養不足の対処は春〜秋の生育期(株が元気なとき)に限定し、まずは水・温度・置き場を整えてから判断してください。
原因⑩ 植え込み材の劣化(古い水苔・バーク)による黄変
根腐れの“引き金”として多いのが、古い水苔・バークの劣化です。水やり頻度が同じでも、植え込み材が傷むと乾きムラ・酸欠が起きて根が弱り、結果として葉が黄色くなります。
| 見分け方 | 黄色の出方 | よくあるサイン | 最初の対処 |
|---|---|---|---|
| 水やりを減らしても改善しない/鉢がいつまでも乾かない | 下葉から増える/葉が柔らかい | 水苔が黒ずむ・粉っぽい/におい/根が黒い | 水停止+風通し→改善なければ植え替え判断 |
| 表面だけ乾くのに中が湿る(乾きムラ) | 薄黄〜元気がない | 鉢の軽さが読みづらい/水やり判断が難しい | 置き場固定で様子見しつつ、根確認(鉢の中チェック)を検討 |
現場基準(法人で事故が減る運用)
- 「乾いてから」が守れていても黄変が進むなら、植え込み材の劣化を疑う
- 判断に迷ったら“鉢の乾き”だけでなく“根の硬さ”もセットで見る
- 改善しない場合は植え替えを先延ばしにしない(根腐れが進むと回復が長引く)
< 夏と冬の管理 >
贈答で届いた株の扱いまで含めて見直す場合は、贈る側・受け取る側の注意点を確認してください。
黄色い葉は切る?|場所・速さ・質感で判断する
寿命の下葉は自然に外れるまで待てます。見た目だけで引き抜かず、病気が疑われる場合だけ衛生に注意して処理します。
| 確認 | 待ってよい状態 | 早めに確認する状態 |
|---|---|---|
| 場所 | 一番下の葉1枚 | 上葉・複数枚・株元 |
| 速さ | 数週間かけてゆっくり | 数日で広がる |
| 質感 | 乾いて薄くなる | 水っぽい・柔らかい・におう |
| 根 | 硬い白〜緑の根 | 黒い根・ぐらつき・湿り |
まだ緑が残る葉は急いで切りません。完全に黄色くなり自然に外れそうな葉は、清潔なハサミで株元を傷つけないように処理します。
病気が疑われる葉は、切り方より衛生を優先する
水っぽい腐り、急に増える斑点、においがある場合は、寿命の黄変とは扱いを分けます。他の株から離し、作業前後に手と刃物を清潔にしてください。
- 処理前に株全体と患部を撮影する
- 消毒した刃物で健全部を傷つけないように切る
- 切った葉を他の鉢や作業台へ触れさせない
- 処理後は葉の付け根へ水を残さず、48時間の広がりを見る
株元まで柔らかい、短時間で腐りが広がる、複数株に似た症状が出る場合は、自己判断で処置を重ねず購入店や専門店へ相談します。
購入直後・贈答後の黄変|到着時から記録する

届いた直後の黄変は、出荷前の状態、配送中の温度差、到着後の置き場所や水やりを分けて考えます。まず同じ明るさと角度で写真を残し、水を増やさず、置き場所を固定してください。
| 状況 | 最初の確認 | 対応 |
|---|---|---|
| 到着時から複数枚が黄色い | 全体・葉・株元・根を撮影 | 保証条件を確認し購入先へ相談 |
| 到着後に下葉1枚だけ黄色い | 他の葉の張りと進行速度 | 老化寄りなら見守る |
| 受付・玄関で黄色くなった | 夜の冷えと空調の直風 | 明るく安定した室内へ移動 |
| ラッピング内が湿っている | 受け皿・鉢カバーの水 | 水を捨て、乾きを確認 |
写真で残す4か所
- 株全体(黄変した葉の位置と枚数)
- 黄色い葉の表面(色の境目と斑点)
- 葉の付け根(濡れ・黒ずみ・柔らかさ)
- 根と鉢内(黒い根、湿り、カビ)
発送前写真と到着時保証がある購入先なら、到着前後の違いを説明しやすくなります。法人手配では管理案内の有無も確認してください。
贈答先には短い確認事項だけを伝える
受け取った方へ専門用語を並べる必要はありません。「夜に冷える窓際と空調の直風を避ける」「鉢カバーに水を残さない」「乾いてから水を与える」の3点に絞ると実行されやすくなります。
共有文例
下葉1枚だけがゆっくり黄色くなる場合は、古い葉の入れ替わりのことがあります。複数枚へ広がる、葉が柔らかい、鉢が湿ったままの場合は、写真を残してご相談ください。
初動と経過観察|止める・隔離する・待つ

黄色くなった葉は緑へ戻らないことが多いため、新しい黄変が止まったかを見ます。
| 状態・時期 | 見ること | 行動 |
|---|---|---|
| 下葉1枚・ゆっくり | 他の葉と根が硬い | 置き場所を固定して様子見 |
| 複数枚・鉢が湿る | 黒い根、臭い、ぐらつき | 水を止めて根と通気を確認 |
| 斑点・水っぽい腐り | 48時間で広がるか | 他の株から隔離し衛生管理 |
| 1〜2週間 | 黄変の拡大と葉の張り | 止まれば同じ管理を継続 |
| 2週間〜1か月 | 新根・新葉の動き | 動きがあれば回復傾向 |
鉢が湿っている間は追い水をせず、肥料も足しません。悪化が止まれば頻繁に場所を変えず、同じ条件で観察します。
観察記録は4項目で十分
記録するのは、撮影日、水やり日、夜の最低温度、黄色い葉の枚数です。毎日処置を変えるのではなく、同じ角度の写真を数日おきに比べます。相談する時も、いつから何枚へ広がったか、鉢が乾いたかを伝えれば、原因を切り分けてもらいやすくなります。社内で担当者が交代しても、記録があれば水やりの重複を防げます。日付と状態を短く共有してください。
まとめ
胡蝶蘭の葉が黄色くなる原因は、自然な老化から深刻な根腐れまで幅広いです。
- 下葉1枚なら問題なし
- 複数枚なら根の状態を確認
- 水・肥料・環境を見直す
この判断ができれば、無駄に枯らすことはほぼなくなります。
よくある質問(FAQ)
-
Q寿命か異常かはどう見分けますか?
-
A
下葉1枚がゆっくり黄色く、他の葉と根が硬ければ老化寄りです。複数枚、急な進行、柔らかい葉、湿った鉢が重なる時は異常を疑います。
-
Q複数枚が同時に黄色くなったら最初に何を確認しますか?
-
A
根腐れ・過湿・低温を先に確認します。鉢の重さ、受け皿の水、根の色、窓際や床近くの冷えを見て、水を増やす判断は後にします。
-
Q黄色くなった葉は切るべきですか?
-
A
まだ緑が残る葉は急いで切りません。完全に黄色く自然に外れそうな葉は、清潔なハサミで株元を傷つけないように処理します。
-
Q黄色い葉は緑に戻りますか?
-
A
しっかり黄色くなった葉は基本的に戻りません。新しい黄変が止まり、残った葉が硬く、新根が動くかを見ます。
-
Q水不足でも葉は黄色くなりますか?
-
A
水不足でも黄変します。鉢が軽く、根が白〜銀色で硬いなら水不足寄りです。鉢が重いままなら、根が傷んで吸水できていない可能性を確認します。
-
Q冬に葉が黄色くなるのは異常ですか?
-
A
窓際・玄関・床近くでは低温で黄変することがあります。水を増やす前に夜の最低温度と冷気を確認してください。
-
Q葉先だけが黄色く枯れる時は何を見ますか?
-
A
乾燥、肥料や水質による根への負担、空調の直風、過去の傷みを確認します。肥料を与えた直後ならいったん止め、葉全体へ広がるかを同じ場所で観察してください。
-
Q黄色に加えて斑点がある場合はどうしますか?
-
A
斑点が増える、水っぽい、黒く広がる場合は病気や害虫も疑います。他の株から離し、手と刃物を清潔にして葉を濡らし続けないようにします。
-
Q届いたばかりの株が黄色い時は交換できますか?
-
A
到着時から複数枚の黄変や株元のぐらつきがある場合は、全体・葉・根元・水残りを撮影し、購入先の保証条件を確認してください。
-
Q黄色い葉を増やさないために毎回見ることは?
-
A
水やり前の鉢の重さ、受け皿の水、夜の冷え、直射日光、空調風を確認します。法人では水やり担当を一人に決めると過湿を防ぎやすくなります。
症状に合わせて次の記事へ進む
次の判断をすぐ確認できます
立札・相場・購入先・社内共有の文面で迷う場合は、記事を読み終えた後にチェックシートで整理してください。








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