贈答用胡蝶蘭の管理と植え替え手順|寄せ植え解体から個別管理まで【完全版】

phalaenopsis 胡蝶蘭
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< 大切な方へ素敵な贈り物を >

15年以上、総務として法人の胡蝶蘭の手配をしてきました。その経験から「胡蝶蘭専門」「生産直売」「受賞歴多数」と3拍子揃った「クマサキ洋ラン農園(ランノハナドットコム)」様を一番信頼しています。特に大切な方への間違いのない贈り物として、ぜひご活用ください!

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はじめに

胡蝶蘭は、開店祝いや就任祝い、企業間の贈答品として非常に人気の高い花です。
見栄えの良い3本立ち・5本立ちの豪華な鉢植えが届くと、「できれば長く育てたい」「翌年も咲かせたい」と思う方が多いでしょう。

しかし、贈答用の胡蝶蘭は見栄えを重視した特殊な植え方をしているため、届いたままでは根腐れや蒸れの原因になりやすいという特徴があります。
本記事では、初心者でも失敗しない「贈答後の初期対応」「寄せ植えの解体方法」「正しい植え替え手順」までを、法人・個人両方のケースに対応できる完全版ガイドとしてまとめました。


1. 贈答用胡蝶蘭の特徴を知る

1-1. 寄せ植え構造

  • 多くの贈答用胡蝶蘭は、3~5株をビニールポットのまま大きな鉢にまとめ、ラッピングして装飾しています。
  • 見栄えは良いですが、鉢内に水がこもりやすく、根が詰まり通気性が悪化しやすい状態です。

1-2. 使用される用土

  • 通常は水苔が使用されていますが、輸送中の安定を優先した巻き方のため、長期栽培には向かないことが多いです。

💡 重要ポイント
贈答用胡蝶蘭は「展示用の寄せ植え仕様」であることを理解し、到着後の解体と個別管理が必須です。


2. 贈答後に必ずやる初期対応

2-1. ラッピングを外す

  • セロハンや装飾紙は湿気をこもらせ、カビや根腐れの原因になります。
  • 到着後はなるべく早くラッピングを外すのが基本です。

2-2. 支柱・テープを外す

  • 花が終わったら支柱やテープも外し、自然な状態で管理します。

2-3. 置き場所を確保

  • 明るい室内でレースカーテン越しの光が当たる場所がベスト。
  • エアコンの直風は避け、風通しを確保。

3. 寄せ植えの解体方法

3-1. 用意するもの

  • 新しい素焼き鉢または透明ポット(株ごとに1つずつ)
  • 新しい水苔(ぬるま湯で軽く湿らせておく)
  • 清潔なハサミ(消毒用アルコールを用意)

3-2. 解体手順

  1. 大鉢からビニールポットをゆっくり取り出す。
  2. 株ごとに分け、根の状態を確認。
  3. 腐った根は黒や茶色で柔らかいので、消毒したハサミでカット
  4. 健康な根は緑色や銀色でしっかりしている。
  5. 古い水苔を外し、根を整理。

4. 植え替えのタイミング

  • 植え替えは**花が終わった後、5~6月(気温18℃以上)**が最適です。
  • 冬や低温期の植え替えは株に負担が大きく、根腐れの原因になります。

5. 正しい植え替え手順

  1. 素焼き鉢または透明ポットを準備。鉢底ネットを敷く。
  2. 水苔を湿らせ、根に沿わせて軽く巻く。
  3. 株を鉢の中央に置き、周囲に水苔を詰める。
  4. 株がぐらつかない程度にやや固めに植える(締めすぎない)。
  5. 植え替え後は3日ほど水を控え、明るい日陰で養生。

6. 法人贈答後の管理ポイント(B2B対応)

  • オフィスではエアコンの直風を避ける。乾燥や温度変化が激しい場所はNG。
  • 休業日が続く場合は水やりを控えめにし、乾き気味に管理。
  • 大鉢のままでは水が偏りやすく、腐敗しやすい。
    株ごとに分けて個別管理するのが長持ちのコツ

7. よくある失敗と対策

  • 寄せ植えをそのまま管理 → 根が蒸れて数週間で枯れる。
  • 冬に植え替え → 根が活動せず弱る。
  • 水を毎日与える → 過湿で根腐れ。
  • 土に植え替える → 胡蝶蘭は着生植物で、庭土では根が窒息。

8. FAQ(抜粋)

  1. 花が咲いている間も植え替えたほうが良い?
     → 基本は花後に行う。開花中は株に負担がかかる。
  2. 透明ポットと素焼き鉢、どちらが良い?
     → 初心者は根の状態が見える透明ポットがおすすめ。
  3. 企業受付の大鉢をそのまま飾ってよい?
     → 短期間なら可能だが、長期は解体が必要。

まとめチェックリスト

  • 贈答後はラッピングを外し、寄せ植えは解体する
  • 植え替えは花後5~6月に行う
  • 鉢は株ごとに分けて管理
  • 水苔は新しいものを使い、通気性重視
  • 休業中やエアコン直風は避ける

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