< 大切な方へ素敵な贈り物を >
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はじめに
胡蝶蘭は、適切な肥料管理を行うことで花数が増え、毎年安定して開花しやすくなる植物です。しかし、肥料の与え方を間違えると根を傷め、株を弱らせてしまうこともあります。特に初心者は「たくさんあげた方が良い」と思いがちですが、胡蝶蘭は肥料を少量ずつ吸収する植物です。
本記事では、以下のポイントを初心者にも分かりやすく解説します。
- 肥料が必要な理由とタイミング
- 液肥の正しい作り方と与え方
- 季節別スケジュール
- 法人贈答後の追肥管理
- 症状別トラブルシューティング
- よくある誤解と失敗防止法
1. 肥料が必要な理由
胡蝶蘭は開花株として出荷されるまでに十分な肥料を与えられています。そのため、開花中は株が持つ養分で花を咲かせることができ、追肥は不要です。
しかし、花が終わった後は栄養を使い果たした状態になります。
この時期に正しい量の肥料を与えることで、葉や根の成長が促され、翌年の再開花率が大幅に上がります。
2. 肥料を与える時期
- 開花中(不要)
花は株に蓄えられた栄養で咲くため、肥料を与える必要はありません。 - 花後(必要)
目安は5月~10月の生育期。花後すぐから液肥をスタート。 - 冬期(不要)
気温が10~15℃を下回ると根の活動が鈍るため、施肥は控える。
3. 肥料の種類と特徴
3-1. 液体肥料
- 即効性が高く、初心者向け。
- 2000倍に薄めて使用が基本。
- 洋ラン専用の液肥(例:ハイポネックス洋ラン用)が最適。
3-2. 固形肥料(置き肥)
- 効き目が長いが、カビやコバエの原因になることが多い。
- 室内管理では推奨されない。
3-3. 活力剤
- 肥料ではなく微量要素補給が目的。
- 肥料と併用できるが、必須ではない。
4. 液肥の作り方と与え方
- 水1ℓに対し、液肥0.5ml(2000倍)を希釈。
- 通常の水やりと同様、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与える。
- 葉や花には直接かけない。
- 週1回を3回繰り返したら、4週目は水のみでリセット。
💡 重要ポイント
- 薄めすぎるくらいが安全。
- 肥料を与える前に株が乾いていることを確認。
5. 季節別の肥料スケジュール
月 | 施肥の目安 |
---|---|
1~2月 | 基本不要(低温期) |
3~4月 | 気温が安定してきたら開始 |
5~6月 | 生育期本格化、週1回液肥 |
7~8月 | 高温期、やや薄めの液肥 |
9~10月 | 花芽形成期、液肥継続 |
11~12月 | 温度低下で施肥ストップ |
6. B2B対応:法人贈答株の肥料管理
法人や店舗に贈答された胡蝶蘭は、オフィス環境で管理されることが多く、水やり回数も限られます。
ポイント:
- 肥料は花後にスタート。花が残っている間は不要。
- 週1回の水やりのうち、月2回程度を液肥に置き換える。
- 長期不在時は肥料をストップし、水管理を優先。
7. 症状別トラブルシューティング
7-1. 栄養不足のサイン
- 葉が黄色くなる
- 新葉が小さい
- 花数が少ない
👉 液肥を適切に与えることで回復。
7-2. 肥料過剰のサイン
- 根先が黒く変色
- 白カビやコバエ発生
- 葉が茶色く枯れ始める
👉 肥料を中止し、水だけで管理しながら根を保護。
8. よくある誤解と失敗例
- 「卵の殻やコーヒーかすは肥料になる」→成分バランスが合わず腐敗や虫の原因。
- 「濃い肥料で早く育つ」→逆に根を傷める。
- 「活力剤を毎回与える」→効果は限定的、過剰使用はNG。
9. FAQ(15問)
- 花が咲いているとき肥料は必要? → 不要。
- 液肥は毎回? → 週1回が目安。
- 冬も肥料をあげていい? → 基本不要。
- 肥料を濃くすると花が増える? → NG。
- 固形肥料は使える? → 室内では避ける。
- 活力剤と肥料の違いは? → 微量要素か三要素かの違い。
- 株が弱っているとき肥料は? → 環境改善が先。
- 肥料を与え忘れたら? → 次回から再開すればOK。
- バーク栽培と水苔栽培で濃度は同じ? → 同じ希釈で可。
- 肥料後に水やりは必要? → 不要、肥料水で完結。
- 葉面散布は? → 基本不要。
- 葉が黄ばむ原因は肥料不足? → 光不足や根腐れの可能性も。
- 花芽が出た後も肥料必要? → 花茎伸長期は控えめに。
- 多品種同時管理は? → 同じ液肥で可、濃度を守る。
- 液肥は何種類も使うべき? → 1種類で十分。
10. 年間管理カレンダー(肥料+水やり)
- 春~秋:水やり2~3週に1回、うち月2回液肥
- 夏:やや薄めで週1回液肥
- 冬:水やり3~4週に1回、肥料不要
- 植え替え直後は肥料を与えず、根が活着してから開始。
まとめチェックリスト
- 肥料は花後の生育期のみ、薄めて使用
- 室内栽培は液肥が安全
- 与えすぎは根を傷める原因
- 法人贈答株は水やり頻度に合わせて施肥調整
- 栄養不足や過剰のサインを見極める
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