初心者でも安心!胡蝶蘭の【簡易】植え替え(前編:実践編)

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胡蝶蘭を長く育てていると、「葉が黄色くなってきた」「根がしおれてきた」「鉢の中が詰まってきた」といったサインが現れることがあります。これは植え替えのタイミングかもしれません。

でも、「植え替えって難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか?そんな方のために、今回は初心者でも簡単にできる胡蝶蘭の「簡易植え替え」方法(前編:実践編)をご紹介します。


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植え替えの目安は2~3年に一度

胡蝶蘭は丈夫な植物ですが、同じ鉢で長期間育てていると根詰まりやミズゴケの劣化が進みます。根の通気性が悪くなり、根腐れを起こす原因にもなります。

以下のような状態が見られたら、植え替えを検討しましょう

  • 根が鉢からはみ出している
  • ミズゴケが黒ずんで崩れている
  • 水はけが悪くなっている
  • 根や葉の状態が悪化している

今回紹介するのは「簡易」植え替え

通常の植え替えはミズゴケをすべて取り替えたり、根を完全に処理したりと手間と知識が必要です。しかし、今回ご紹介するのは初心者向けの「簡易」植え替え

ミズゴケの交換を中心に行う方法で、株への負担も少なく、失敗しにくいのが特長です。特別な道具も不要で、自宅でもすぐに実践できます。


準備するもの

  1. 新しいミズゴケ(なるべく柔らかく質の良いもの)
  2. 植え替え用の鉢(今使っているものでもOK)
  3. ハサミまたは剪定バサミ
  4. 割り箸またはピンセット
  5. 洗面器またはバケツ(ミズゴケを水に浸すため)

植え替えの手順(実践編)

① ミズゴケを湿らせておく

まず、新しいミズゴケをたっぷりの水に浸して戻しておきましょう。しっかりと湿らせることで、巻きつけやすくなります。

② 胡蝶蘭を鉢から優しく抜き取る

株元を持ち、根を傷つけないように丁寧に引き抜きます。このとき、古くなったミズゴケがボロボロと取れることがありますが、それでOKです。

③ 古いミズゴケを軽く取り除く

根に絡んでいる古いミズゴケを手や割り箸でやさしく外します。完全に取りきらなくても構いません。無理に取ろうとして根を傷つけないように注意しましょう。

④ 痛んだ根を剪定する

黒く変色していたり、ぶよぶよと柔らかくなっている根は清潔なハサミでカットします。元気な白い根・緑の根は残してください。

⑤ 新しいミズゴケで包みなおす

湿らせたミズゴケで、株の根をしっかりと包み直します。ふんわりとしながらも根が安定するよう、鉢の中でぎゅっと押し込まないように注意してください。

⑥ 植え込み完了!

ミズゴケで包んだ株を鉢に戻し、ぐらつかないように軽く押さえます。あまり詰め込みすぎると通気性が悪くなるので、自然な空気の流れがある程度の密度にするのがコツです。


植え替え直後の管理ポイント

  • 植え替え直後は2~3日ほど水を与えず、根の切り口を乾かすのが安全
  • 根の状態が落ち着いてから、通常の水やりサイクルに戻しましょう
  • 置き場所は、直射日光を避けた明るい日陰が最適

まとめ

胡蝶蘭の植え替えは、「難しそう」と感じてしまうかもしれませんが、今回ご紹介した「簡易植え替え」なら初心者でも安心して取り組めます。道具も少なく、時間もそれほどかかりません。

株に負担をかけないように丁寧に扱い、少しずつコツをつかめば、健康な胡蝶蘭を何年も育て続けることができます。次回は後編として、簡易植え替えのメリットや注意点、効果について詳しくご紹介します。

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