【コチョウランの冬越し完全ガイド】最低温度別(18℃・15℃・10℃・7℃)で失敗しない管理方法

ピンク色の胡蝶蘭が咲いています 胡蝶蘭の育て方
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< 参考文献 >

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  1. なぜ冬はコチョウランが枯れやすいのか
    1. 冬は「花が咲いていても生育は止まっている」
    2. 冬の失敗原因トップ3
      1. ① 水の与えすぎ
      2. ② 低温への無自覚
      3. ③ 日照不足
    3. 冬管理の基本姿勢
  2. 冬越しは「月」ではなく「最低温度」で考える
    1. なぜ温度基準が重要なのか
    2. 冬越しの4つの温度帯
      1. ① 18℃以上を保てる場合
      2. ② 15℃前後を保てる場合
      3. ③ 10℃前後まで下がる場合
      4. ④ 7℃以下になる可能性がある場合
    3. まずやるべきこと
  3. 【18℃以上】で冬越しできる場合
    1. 生育を維持しながら管理できる理想的な環境
    2. この温度帯での株の状態
    3. 置き場所の考え方
    4. 水やりの頻度と注意点
    5. 肥料は与えるべきか?
    6. この温度帯でよくある失敗
    7. 【18℃以上】管理のまとめ
  4. 【15℃前後】で冬越しする場合
    1. 一般家庭でもっとも多い管理パターン
    2. この温度帯での株の状態
    3. 置き場所の考え方(昼と夜で分けて考える)
      1. 日中の置き場所
      2. 夜の置き場所
    4. 冬の水やり頻度の考え方(15℃前後)
    5. この温度帯でやってはいけないこと
    6. よくある不安と考え方
    7. 環境の把握が重要
    8. 【15℃前後】管理のまとめ
  5. 【10℃前後】で冬越しする場合
    1. 「育てる」ではなく「耐えさせる」管理
    2. この温度帯での株の状態
    3. 置き場所と保温の考え方
      1. 基本の置き場所
      2. 保温の考え方
    4. 冬の水やりは「ほぼしない」が基本
    5. 絶対にやってはいけないこと
    6. 【10℃前後】管理のまとめ
  6. 【7℃以下】になる場合の緊急対策
    1. 放置は危険。短期間でも「守る対策」が必要
    2. この温度帯で起こりやすいリスク
    3. 基本方針は「一時的に守る」
    4. 手軽にできる保温対策
      1. ケース・袋で囲う
    5. 室内移動という選択
    6. 加温が必要なケース
    7. 水やりは「ほぼ止める」
    8. 【7℃以下】管理のまとめ
  7. 冬の水やりで失敗しないための判断基準
    1. 「いつ・どれくらい・何を見て」判断するか
    2. 冬は「乾いてから、さらに待つ」
    3. 水やりの「量」より「タイミング」
    4. 水温を必ず意識する
    5. 葉や花に水をかけない理由
    6. 冬の水やり判断まとめ
  8. 冬に起こりやすいトラブル
    1. 早めに気づけば対処できる
    2. 低温障害のサイン
    3. 灰色かび病
    4. 冬の害虫
  9. 冬にギフトでコチョウランをもらった場合
    1. 「花」と「株」を分けて考える
    2. 冬ギフトが難しい理由
    3. ギフト株で意識したいポイント
  10. 冬越し管理まとめ
    1. 春につなげるために大切なこと

なぜ冬はコチョウランが枯れやすいのか

冬は、コチョウランを枯らしてしまう人が最も多い季節です。
それは「寒いから」だけが理由ではありません。

多くの失敗は、冬の株の状態を誤解してしまうことから始まります。


冬は「花が咲いていても生育は止まっている」

冬のコチョウランは、
見た目には美しく花が咲いていることが多いため、
「元気そう」「まだ成長している」と思われがちです。

しかし実際には、

  • 新しい根はほとんど伸びない
  • 葉の成長もほぼ止まる
  • 株は休眠に近い状態

に入っています。

つまり冬は、
花を咲かせながら体力をほとんど回復できない時期です。

この状態で、

  • 夏と同じ感覚で水を与える
  • 肥料を与える
  • 低温にさらす

と、株の内部にダメージが蓄積し、
春を迎える前に調子を崩してしまいます。


冬の失敗原因トップ3

冬に多い失敗は、ほぼ次の3つに集約されます。

① 水の与えすぎ

冬は水の吸収が極端に遅くなります。
そのため、少しの水でも 根が長時間湿った状態になりやすく、
根腐れや病気の原因になります。

② 低温への無自覚

「室内だから大丈夫」と思っていても、

  • 夜の窓際
  • 床付近
  • 暖房を切ったあとの部屋

では、想像以上に温度が下がります。

最低温度を把握しないまま管理すると、
知らないうちに株が弱っていきます。

③ 日照不足

冬は日照時間が短く、
光量も夏に比べて大きく落ちます。

暗い場所に置き続けると、

  • 花が早く終わる
  • 葉が弱る
  • 株の回復が遅れる

といった影響が出やすくなります。


冬管理の基本姿勢

冬の管理で最も大切なのは、
「守る管理」に切り替えることです。

  • 成長させようとしない
  • 無理に手を加えない
  • 環境を安定させる

この意識を持つだけで、
冬越しの失敗は大きく減らせます。


冬越しは「月」ではなく「最低温度」で考える

冬越しの考え方で、
必ず押さえておいてほしいポイントがあります。

それは、
冬の管理は「何月か」ではなく「最低温度」で判断する
ということです。


なぜ温度基準が重要なのか

同じ12月でも、

  • 暖房を使うリビング
  • 暖房のない玄関付近
  • 夜間に冷え込む部屋

では、最低温度が大きく異なります。

月だけで判断すると、

  • 本当は危険なのに対策しない
  • 逆に必要以上に心配する

といったズレが起きやすくなります。

そこで冬越しでは、
夜の最低温度が何℃まで下がるか を基準に考えます。


冬越しの4つの温度帯

コチョウランの冬越しは、
大きく次の4つの温度帯に分けて考えると整理しやすくなります。

① 18℃以上を保てる場合

  • 生育をある程度維持できる
  • 管理は比較的安定
  • 理想的だが一般家庭では少数派

② 15℃前後を保てる場合

  • 一般家庭で最も多い
  • 生育はほぼ止まる
  • 適切な管理で問題なく越冬可能

③ 10℃前後まで下がる場合

  • 株は「耐える」状態
  • 水やりと保温が重要
  • 管理の難易度が上がる

④ 7℃以下になる可能性がある場合

  • リスクが高い
  • 一時的な避難・保温対策が必要
  • 放置は危険

このあと、それぞれの温度帯ごとに、

  • 置き場所
  • 水やり
  • 注意点
  • やってはいけないこと

を詳しく解説していきます。


まずやるべきこと

本文に入る前に、
まず確認してほしいのは次の一点です。

「夜、いちばん冷えたときに、置き場所は何℃になるか」

これがわかれば、
自分がどの温度帯に当てはまるかがはっきりし、
無駄な不安や過剰な対策を避けることができます。

【18℃以上】で冬越しできる場合

生育を維持しながら管理できる理想的な環境

夜の最低温度を 18℃以上 で保てる環境は、
コチョウランにとって 非常に安定した冬越し条件 です。

一般家庭では多くありませんが、

  • 暖房を使うリビング
  • 24時間空調の室内
  • 温度管理された部屋

などでは、この条件を満たせることがあります。


この温度帯での株の状態

18℃以上を保てている場合、
コチョウランの株は、

  • 完全な休眠には入らない
  • 根や葉の動きが緩やかに続く
  • 花も比較的長く楽しめる

という状態になります。

ただし、
春や夏と同じ管理ができるわけではありません。

あくまで「冬の中では動いている」という程度であり、
無理に成長させる管理は不要です。


置き場所の考え方

この温度帯では、
光をしっかり確保すること が重要になります。

  • レースカーテン越しの明るい窓辺
  • 日中はできるだけ光が入る場所
  • 夜間も18℃を下回らない位置

が理想です。

ただし、注意点もあります。

  • 暖房の風が直接当たらないようにする
  • 窓ガラスの冷気が直接伝わらないようにする

温度が保てていても、
乾燥や急激な温度変化 は株に負担をかけます。


水やりの頻度と注意点

18℃以上を保てている場合でも、
水やりは冬仕様 で考えます。

  • 植え込み材が乾いてから与える
  • 春・夏より間隔は長め
  • 葉や花に水をかけない

目安としては、

  • 冬でも乾きやすい環境 → やや早め
  • 湿度が高く乾きにくい環境 → しっかり待つ

といった 環境に合わせた調整 が必要です。

「温度が高い=水を多く与えていい」
ではない点に注意してください。


肥料は与えるべきか?

この温度帯では、
条件がそろえば肥料を与えることも可能 です。

ただし、以下のすべてを満たす場合に限ります。

  • 新しい根や葉の動きが確認できる
  • 株が弱っていない
  • 花が主目的ではなく、株を維持したい場合

その場合でも、

  • 薄めた液体肥料を
  • 月1回程度

にとどめます。

少しでも迷いがある場合は、
与えない方が安全 です。

肥料の考え方については、
【コチョウランの水やりと肥料の完全解説】
で詳しく説明しています。


この温度帯でよくある失敗

18℃以上を保てる環境でも、
次のような失敗が起こることがあります。

  • 温度に安心して水を与えすぎる
  • 暖房による乾燥を見落とす
  • 明るさが足りない

「暖かいから大丈夫」と油断せず、
冬であることを忘れない管理 が大切です。


【18℃以上】管理のまとめ

この温度帯での冬越しのポイントは、

  • 光をしっかり確保する
  • 水やりは冬基準で控える
  • 肥料は無理に与えない
  • 環境を安定させる

という 「安定重視の管理」 です。

次の章では、
最も多くの家庭が当てはまる
【15℃前後】で冬越しする場合 の管理方法を解説します。

【15℃前後】で冬越しする場合

一般家庭でもっとも多い管理パターン

夜の最低温度が 15℃前後 になる環境は、
一般家庭で最も多い冬越し条件です。

  • 暖房は使うが、夜は切る
  • 窓際は冷える
  • 部屋全体はそこまで暖かくない

このような環境でも、
正しい管理をすれば問題なく冬越しできます。


この温度帯での株の状態

15℃前後では、コチョウランの株は次のような状態になります。

  • 生育はほぼ止まる
  • 新しい根や葉はほとんど出ない
  • 花は咲いていても、体力回復はできない

つまりこの温度帯では、
「育てる」のではなく「維持する」管理 が基本になります。


置き場所の考え方(昼と夜で分けて考える)

この温度帯では、
昼と夜で置き場所を分けて考える ことが重要です。

日中の置き場所

  • レースカーテン越しの明るい場所
  • 日差しが入る時間帯を活かす
  • 窓ガラスに密着させない

夜の置き場所

  • 冷え込みすぎない部屋の中央寄り
  • 窓際や床付近は避ける
  • 暖房の風が直接当たらない場所

「日中は光」「夜は温度」
この切り替えだけでも、株への負担は大きく減ります。


冬の水やり頻度の考え方(15℃前後)

15℃前後の管理で、
最も失敗が多いのが水やり です。

この温度帯では、

  • 水の吸収がかなり遅い
  • 乾くまでに時間がかかる

ため、
「乾いたと思っても、もう少し待つ」
という意識が必要になります。

目安としては、

  • 植え込み材が完全に乾く
  • そこから数日待つ
  • 暖かい時間帯に与える

という流れです。

回数の目安はあくまで参考ですが、
多くの場合 2〜3週間に1回程度 になることが多いです。

※ ただし、環境によって大きく変わるため、
必ず「乾き具合」を優先してください。

詳しい判断基準は、
【コチョウランの水やりと肥料の完全解説】
で解説しています。


この温度帯でやってはいけないこと

15℃前後でやってしまいがちな失敗があります。

  • 冬でも定期的に水を与える
  • 肥料を与える
  • 暗い場所に置きっぱなしにする

特に、
肥料は完全に不要 です。

株が吸収できない状態で肥料を与えると、
根を傷める原因になります。


よくある不安と考え方

この温度帯では、

  • 葉が少ししなびたように見える
  • 成長が止まって不安になる

と感じることがあります。

しかし、
これは 異常ではなく、冬の通常の反応 です。

  • 葉が急激に黄色くなる
  • 柔らかく腐る
  • 異臭がする

といった症状がなければ、
過剰に手を加える必要はありません。


環境の把握が重要

この温度帯では、
「まず自分の環境を把握する」ことが重要です。

  • 室温がどれくらいか
  • 夜にどこまで下がるか

を確認するために、
温湿度計 を使うのは有効です。

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【15℃前後】管理のまとめ

この温度帯での冬越しは、

  • 生育は止まる前提で考える
  • 水やりはしっかり控える
  • 光と温度のバランスを取る
  • 肥料は与えない

という 「静かな維持管理」 が基本です。

次の章では、
管理難易度が一段上がる
【10℃前後】で冬越しする場合 を解説します。

【10℃前後】で冬越しする場合

「育てる」ではなく「耐えさせる」管理

夜の最低温度が 10℃前後 まで下がる環境では、
コチョウランは 生育を完全に止め、「耐える状態」 に入ります。

この温度帯では、

  • 花を長く楽しむ
  • 葉や根を増やす

といったことは目指しません。

目標はただ一つ。
「枯らさずに春まで持たせること」
です。


この温度帯での株の状態

10℃前後になると、株は次のような反応を示します。

  • 新しい根・葉はほぼ出ない
  • 水の吸収は極端に遅い
  • ストレスに弱くなる

見た目に大きな変化がなくても、
内部ではギリギリの状態 で冬を越しています。

そのため、
ちょっとした管理ミスが
大きなダメージにつながりやすくなります。


置き場所と保温の考え方

この温度帯では、
「置き場所=保温対策」 と考えます。

基本の置き場所

  • 夜間でも10℃を下回りにくい場所
  • 床から少し高い位置
  • 冷気が直接当たらない場所

保温の考え方

  • 周囲を囲って冷気を遮る
  • 風を避ける
  • 急激な温度変化を防ぐ

具体的には、

  • フレームケース
  • 衣装ケース
  • 簡易温室

などで 「小さな空間」を作る と、
温度が安定しやすくなります。

ここでは、
暖めるより「冷やさない」意識 が重要です。


冬の水やりは「ほぼしない」が基本

10℃前後の管理では、
水やりは最小限 にします。

  • 植え込み材が完全に乾く
  • そこからさらに数日〜1週間待つ
  • 暖かい日の午前中に少量与える

というくらい慎重でちょうど良いです。

多くの場合、

  • 1か月に1回
  • それ以下

になることも珍しくありません。

「乾かしすぎでは?」と不安になるかもしれませんが、
この温度帯では 水を与えすぎる方が圧倒的に危険 です。


絶対にやってはいけないこと

10℃前後の管理で、
これだけは避けてほしいこと があります。

  • 肥料を与える
  • 葉や根に頻繁に触る
  • 濡れたまま冷やす

特に肥料は、
致命的なダメージ につながることがあります。

また、水やり後に気温が下がると、
根が冷えて傷みやすくなります。


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【10℃前後】管理のまとめ

この温度帯での冬越しは、

  • 成長は完全に止まる前提
  • 水やりは極限まで控える
  • 保温して冷気を遮る
  • 余計な作業はしない

という 「耐える管理」 が基本です。

次の章では、
最もリスクが高い
【7℃以下】になる場合の緊急対策 を解説します。

【7℃以下】になる場合の緊急対策

放置は危険。短期間でも「守る対策」が必要

夜の最低温度が 7℃以下 になる可能性がある場合、
コチョウランを そのまま置いておくのは危険 です。

この温度帯は、

  • コチョウランの耐寒限界に近い
  • 回復が難しいダメージを受けやすい
  • 短時間でも障害が出ることがある

という、明確なリスクゾーン です。


この温度帯で起こりやすいリスク

7℃以下になると、次のようなトラブルが起こりやすくなります。

  • 根が冷えて吸水できなくなる
  • 葉の細胞が傷み、後から変色する
  • 病気(特にカビ・細菌病)が出やすくなる

怖いのは、
冷えた直後ではなく、数日〜数週間後に症状が出ること です。

「その日は大丈夫そうだった」
と油断していると、
春になってから一気に調子を崩すケースも少なくありません。


基本方針は「一時的に守る」

この温度帯での管理方針は明確です。

  • 育てない
  • 咲かせようとしない
  • 一時的に寒さから守る

長期間この温度で管理する必要はありません。
寒い期間だけ乗り切る ことを目標にします。


手軽にできる保温対策

特別な設備がなくても、
次のような方法で 冷えを大きく軽減 できます。

ケース・袋で囲う

  • 透明な衣装ケース
  • フレームケース
  • 大きめのビニール袋

で株全体を囲い、
冷気を直接当てない ようにします。

※ 完全密閉はせず、
日中は少し換気してください。


室内移動という選択

夜間だけでも、

  • より暖かい部屋へ移動する
  • 廊下・玄関付近を避ける

といった対応は非常に効果的です。

「毎日は無理」という場合でも、
寒波が来る数日間だけ 対策するだけで、
ダメージを大きく減らせます。


加温が必要なケース

次のような場合は、
軽い加温を検討する価値 があります。

  • 室内でも7℃以下になる
  • 長期間低温が続く
  • 大切な株・贈答株を守りたい

この場合は、

  • プレートヒーター
  • 小型ヒーター
  • 補助的なLED照明

などを ケース内で使う と、
効率よく温度を保てます。

※ 直接当てる加温は避け、
空間全体をほんのり暖める イメージが安全です。

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水やりは「ほぼ止める」

7℃以下の管理では、
水やりは原則ストップ です。

  • 植え込み材が完全に乾いても
  • すぐには与えない

どうしても必要な場合でも、

  • 暖かい日
  • 午前中
  • ごく少量

にとどめます。

この温度帯では、
水は回復の助けではなく、リスク になります。


【7℃以下】管理のまとめ

この温度帯では、

  • 放置しない
  • 短期間でも対策する
  • 囲って冷気を遮る
  • 水を与えない

という 「緊急避難的な管理」 が必要です。

次の章では、
温度帯に関係なく重要な
冬の水やり判断をもう一段具体化 します。

冬の水やりで失敗しないための判断基準

「いつ・どれくらい・何を見て」判断するか

冬のトラブルの多くは、
水やりの判断ミス から始まります。

ここでは、
温度帯に関係なく使える
共通の判断基準 を整理します。


冬は「乾いてから、さらに待つ」

冬の水やりの基本は、とてもシンプルです。

  1. 植え込み材が完全に乾く
  2. そこから さらに数日待つ
  3. 暖かい時間帯に与える

「乾いたらすぐ与える」は、
春〜夏の考え方です。

冬は、
乾いてからがスタート だと考えてください。


水やりの「量」より「タイミング」

冬に重要なのは、
水の量ではなく タイミング です。

  • 夜に与えない
  • 冷え込む前に与えない
  • 暖房が効いている時間帯に与える

特に避けたいのが、
夕方〜夜の水やり です。

水を含んだ状態で夜間に冷えると、
根がダメージを受けやすくなります。


水温を必ず意識する

冬場に多い見落としが、
水の冷たさ です。

冷たい水をそのまま与えると、

  • 根が一気に冷える
  • 吸水できない
  • 回復が遅れる

といった影響が出ます。

冬は、

  • 室温に近い水
  • 冷たすぎない水

を使うだけで、
株への負担をかなり減らせます。


葉や花に水をかけない理由

冬は、
葉や花に水が残りやすい季節です。

  • 蒸発が遅い
  • 乾きにくい
  • 病気につながりやすい

ため、
根元だけに静かに与える ことを意識してください。


冬の水やり判断まとめ

冬の水やりで迷ったら、
次の3つを思い出してください。

  • 乾いてから、さらに待つ
  • 暖かい時間帯に与える
  • 冷たい水は使わない

これだけでも、
失敗の大半は防げます。


冬に起こりやすいトラブル

早めに気づけば対処できる

冬は、症状がゆっくり進むため、
気づいたときには進行している
というケースが少なくありません。

代表的なトラブルを整理します。


低温障害のサイン

  • 葉が水っぽくなる
  • 数日後に黒ずんでくる
  • 触ると張りがない

これらは、
低温ダメージの可能性 があります。

すぐに、

  • 暖かい場所へ移す
  • 乾いた状態を保つ

などの対策が必要です。


灰色かび病

冬に特に出やすい病気です。

  • 花弁に灰色のカビ
  • 湿度が高い環境で発生

花に出た場合は、
早めに花を取り除く ことで、
株への影響を最小限にできます。


冬の害虫

冬でも、

  • コナカイガラムシ
  • ハダニ

などが発生することがあります。

暖房の効いた室内では、
一年中注意が必要です。

詳しい見分け方・対処法は、
【コチョウランの病害虫・トラブル完全ガイド】
を参照してください。


冬にギフトでコチョウランをもらった場合

「花」と「株」を分けて考える

冬は、
コチョウランがギフトとして贈られる
最も多い季節です。

この場合は、
2つの目的を分けて考える 必要があります。

  • 今咲いている花を楽しむ
  • 株を弱らせず春につなげる

冬ギフトが難しい理由

  • 輸送時に冷える
  • 管理環境が変わる
  • 説明不足のまま渡される

そのため、
受け取った直後の管理がとても重要です。


ギフト株で意識したいポイント

  • まずは温度を安定させる
  • すぐに植え替えない
  • 水やりは控えめに

花を長く楽しみたい気持ちは自然ですが、
株を犠牲にしない管理 が大切です。

詳しい選び方・管理の考え方は、
【コチョウランのギフト完全ガイド】
でまとめています。


冬越し管理まとめ

春につなげるために大切なこと

冬越しの管理で大切なのは、
完璧に育てることではありません。

  • 最低温度を把握する
  • 水を控える
  • 冷やさない
  • 余計なことをしない

この4つを守るだけで、
冬越しの成功率は大きく上がります。

冬を無事に越せば、
春にはまた 回復と成長の季節 がやってきます。

春の管理については、
【コチョウラン年間管理 完全ガイド】
【コチョウランの育て方・年間管理完全ガイド】
に戻って確認してください。

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