胡蝶蘭(コチョウラン)は美しい花姿と長い開花期間が魅力の植物ですが、「花が終わったあとはどうすればいいの?」「植え替えって難しそう…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、ポットをそのまま別の鉢に移す「簡易植え替え」です。
今回はこの方法を、分かりやすく解説します。さらに、簡易植え替えによる5つのメリットも紹介します。
この記事はクマサキ洋ラン農園様のYouTubeを参考にさせていただいております。
< クマサキ洋ラン農園様について >
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🌱 簡易植え替えとは?本植え替えとの違い
胡蝶蘭の植え替えには大きく分けて2種類あります。
種類 | 特徴 | 難易度 |
---|---|---|
本植え替え | ポットから根を取り出し、水ゴケやバークなどを交換して鉢に植え直す | ★★★ |
簡易植え替え | ポットに入ったままの胡蝶蘭を別の鉢に入れ替えるだけ | ★☆☆(初心者向け) |
今回紹介するのは、初心者にも安心な「簡易植え替え」です。根や培養土をいじる必要がなく、道具も少なくて済みます。
🕒 植え替えのベストタイミング
- 胡蝶蘭の花がすべて終わったあと
- 気温が安定している春〜初夏(3〜6月)または秋(9〜10月)
※真夏や真冬は避けましょう。
🧰 準備するもの
- 胡蝶蘭(開花後、3株などが寄せ植えになっているもの)
- 新しい鉢(元のポットより少し大きめ)
- 発泡スチロール(固定用)
- 園芸用ハサミ
- 水ゴケ(見た目を整える用)
- 支柱・ビニールタイ(固定用)
👣 植え替え手順(実践編)
① 支柱とテープを外す
花が咲いていたときに使われていた支柱やビニールタイを、ハサミや手で丁寧に外します。
② 株を取り出す
ポットの根元を持って、やさしく上に引き抜きます。多くの場合、3つのポットが1つの鉢に収まっています。
③ 新しい鉢に入れる
1株ずつ、それぞれ新しい鉢に移します。ポットは外さず、そのままスポッと入れるだけでOKです。
④ 発泡スチロールで固定
隙間があると株がグラつくので、発泡スチロールを小さくちぎって鉢の隙間に詰め、しっかり固定します。
⑤ 水ゴケで見た目を整える
上から水ゴケを敷くことで見た目が美しくなり、インテリア性もアップします。必要であれば園芸店で購入も可能です。
✨ 簡易植え替えの5つのメリット(解説編)
① 日光をより取り入れられる
複数株が密集した状態では葉が重なり合い、日光が届きにくくなります。単鉢に分けることで株全体が光を受けやすくなり、生育が促進されます。
② 通気性がアップする
密集状態では風通しが悪く、カビや病害虫の原因に。簡易植え替えにより風が通りやすくなり、病気の予防効果も期待できます。
③ 管理しやすくなる
1つずつが軽くなり、水やりや肥料の施肥が楽に。重たい寄せ鉢を持ち運ぶ手間も省けます。
④ 置き場所を分散できる
株を分けることで、玄関・リビング・寝室など、複数の場所に配置可能。それぞれの環境を試せるので、花を咲かせる最適な場所が見つけやすくなります。
⑤ おしゃれな鉢でインテリアにも◎
好みに合わせてかわいい鉢や高級感のある鉢を選べば、お部屋のインテリアにもマッチ。花がない時期も、観葉植物のように楽しめます。
💡 注意点とアドバイス
- 使用する鉢は、底に穴があるタイプが望ましいです(排水性の確保)。
- 鉢カバータイプを使う場合は、水やり後に水を切ってから戻すようにしましょう。
- 株がぐらつかないように、支柱とビニールタイでしっかり固定してあげると、再び花を咲かせる際も安心です。
🌸 まとめ|手軽で効果的な胡蝶蘭の簡易植え替え
胡蝶蘭の簡易植え替えは、「難しそう…」と感じていた方にもおすすめの方法です。
- ポットはそのままでOK
- 特別な資材も不要
- 見た目も機能性もアップ
植え替えを通じて、胡蝶蘭の健康状態が改善し、再び花を咲かせるチャンスも広がります。
ぜひ今回の手順とポイントを参考に、ご自宅やオフィスの胡蝶蘭をさらに元気に育ててみてください。
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