夏の猛暑、胡蝶蘭の管理に困っていませんか?
真夏の室内でも、胡蝶蘭を健康に育てる方法を分かりやすくご紹介します。今回は、花が咲いている胡蝶蘭と花が終わって株だけになった胡蝶蘭での管理方法の違いを丁寧に解説。
また、水やりのタイミングや置き場所の工夫、肥料の与え方についても具体的にご紹介します。
この記事は黒臼洋蘭園様のYouTubeを参考にさせていただいております。
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花が咲いている胡蝶蘭の夏の管理ポイント
温度管理が最重要!
胡蝶蘭の開花時に適した温度は18〜25度。
しかし、日本の夏はそれを大きく超えて室内でも40度近くになることもあります。
- 冷房の効いた部屋なら日差しがあってもOK
- 冷房がない部屋の場合は、直射日光を避けて午前中だけ光が入る玄関や寝室などに
日光の当て方
胡蝶蘭は光を好みますが、強すぎる日差しはNG。葉焼けの原因となるので、
- カーテン越しの柔らかい光
- 葉が熱いと感じたら場所移動が鉄則
水やりの目安
- 10〜15日に一度
- 1株につきコップ1杯程度
湿度が高く風通しが悪いと根腐れの原因になるので、風通しのよい環境を作りましょう。
株だけになった胡蝶蘭の夏の管理方法
花が終わった株は、次に咲くための準備期間です。この時期を上手く活用すれば、次回の開花がグッと近づきます。
成長温度と管理環境
- 成長に適した温度は25度以上
- 日本の夏は胡蝶蘭にとって絶好の成長シーズン
できるだけ暖かい場所で管理を行いましょう。
ただし、葉が焼けないよう直射日光は避け、レースカーテンなどで調節してください。
水やりの注意点
- 基本は10日に1回
- 目安は「表面が少し乾き、鉢が軽くなってきた頃」
【失敗例】
- 乾かしすぎると根がコロコロに乾いて株が弱る
- 水を与えすぎると根腐れや下葉の枯れが発生する
【正しい水やり】
- 表面が乾き始めた状態がベスト
- 水苔が真っ黒な状態(直後)→乾き始め(与えどき)→白く乾いたらあげる、を繰り返す
Q&A よくある胡蝶蘭の夏の悩み
Q. 花が咲いている時の肥料は?
A. 不要です。水だけでOK。
株だけになった場合は、洋蘭専用の液体肥料を月1回程度が目安です(春〜秋限定)。
Q. 葉にシワが寄っているのはなぜ?
A. 考えられる原因は2つ:
- 水のあげすぎ → 根腐れで水分吸えず
- 水が足りない → 葉が乾燥してシワに
※状態をよく観察し、「乾いたらあげる」管理を心がけましょう。
Q. 葉が全部なくなったが、また生える?
A. 葉が1枚でも残っていれば復活の可能性あり。
しかし完全に葉がない株は再生困難なので、基本的には買い替えを検討してください。
まとめ|夏の胡蝶蘭管理は「快適環境」がカギ!
胡蝶蘭の管理で大切なのは、人間にとって快適な環境が植物にとっても快適であるということ。
過剰な水やり・日差しを避け、風通しの良い涼しい空間で胡蝶蘭を元気に育てましょう。
毎日のちょっとした工夫で、あなたの胡蝶蘭は夏を乗り越えてさらに美しく咲きます!
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