胡蝶蘭は一度花が終わっても、正しく手入れをすれば二度咲きが可能な植物です。ご自宅やオフィスで胡蝶蘭をもらったものの、花が枯れてしまった後どうしたらよいか迷っていませんか?
この記事では、胡蝶蘭の二度咲きを成功させるための切り戻し方法や管理ポイントを、生産者の解説をもとに分かりやすくご紹介します。
この記事は黒臼洋蘭園様のYouTubeを参考にさせていただいております。
< クマサキ洋ラン農園様について >
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胡蝶蘭の花が終わったら何をする?
花がすべて枯れるのを待ってから処理していませんか?実は、花が1/3ほど残っている段階でカットするのが理想です。
胡蝶蘭は花が残っていると、そこに栄養を送り続けてしまいます。花を早めに切ることで、次の花芽にエネルギーが回りやすくなります。
ステム(花茎)の切り方
花茎には「節」が複数あります。この節が二度咲きの芽の出どころになります。
- 花茎の下から数えて4〜5節目を残してカットしましょう。
- 切る前にはカッターを火で炙るかアルコール消毒しておくと、細菌の侵入を防げます。
- 切った花は花瓶に活けて切り花として楽しめます。
青々とした節や、少し膨らみのある芽がある場所は特に二度咲きが期待できる箇所です。
支柱も再利用できる
ステムを支えていた支柱は、次に花芽が出たときにも再利用できます。捨てずに保管しておくと便利です。
二度咲きに必要な環境と管理ポイント
✅ 水やりのポイント
花がある時期と違い、二度咲きの準備期間はやや乾燥気味の管理が基本です。
- 水やりの頻度:10〜15日に一度
- 量の目安:コップ1杯を株元に
ただし、水やりは少なめを意識してください。過湿は花芽の形成を妨げます。
✅ 日光のポイント
胡蝶蘭は光をとても必要とします。光が足りないと、花芽が出にくくなってしまいます。
- 理想は午前中の柔らかい日光(2〜3時間程度)
- 直射日光は葉焼けの原因になるので、レースカーテン越しがベスト
花芽が出るまでの目安
- 芽が出るまで:約40日
- 芽が育って咲くまで:約10〜20日
環境が整えば、50〜60日で再び花を楽しめる可能性があります。
二度咲き成功のポイントまとめ
- 花は1/3程度残っている段階でカットする
- 青くて膨らんだ節を残す
- 支柱や花瓶で切り花も楽しむ
- 水やりを控えめにし、日光をしっかり当てる
何度も咲かせられるのが胡蝶蘭の魅力
胡蝶蘭は、正しく育てれば二度、三度、さらには四度咲かせることも可能な生命力あふれる植物です。もらった時だけでなく、その後の花姿もぜひ楽しんでみてください。
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