胡蝶蘭の美しい花が咲き終わった後、「この後どうすればいいの?」と迷われる方は多いのではないでしょうか?
実は、花が落ちた後のケアこそが、次の開花や株の健康を大きく左右する重要なポイント。ここを丁寧に行えば、来年も元気に咲かせることができます。
今回は、咲き終わった胡蝶蘭の正しい管理方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
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花が落ちるのは自然なこと
胡蝶蘭の花の寿命は、通常2〜3ヶ月。花がしおれてポロポロと落ち始めたら、「終わりのサイン」です。
これは枯れたわけではなく、株が次のステージへ進もうとしている自然な現象です。
胡蝶蘭の花が終わったらやるべき3つのこと
① 花茎(花の軸)の処理
花が咲いていた茎(花茎)は、そのままにしておくと栄養が無駄に使われてしまいます。以下の2パターンから選びましょう:
- 「2度咲き」を狙いたい場合:
花茎の途中(2〜3節目の上)でカット。
条件が整えば数ヶ月後に再び花が咲く可能性があります。 - 株を休ませたい場合:
根元近くでバッサリカット。
エネルギーを株に集中させ、来年に向けてしっかり休ませる選択です。
② 水やり・肥料は「通常モード」へ
花が終わったからといって放置するのはNG。ここからは、葉や根を育てる期間です。
- 水やりは鉢の中がしっかり乾いてから(通常通り)
- 肥料は月1〜2回の液体肥料でOK
- 株の様子を見ながら調整
③ 置き場所はそのままでOK。ただし光は必要
花が咲いていた時と同様、明るい場所で管理を続けましょう。
光が不足すると葉が黄色くなったり、次の成長が鈍くなります。
花後の胡蝶蘭の「よくある疑問」
Q. 花茎から何か出てきた!これって?
→ 花茎の切り口付近からもう一度つぼみや葉(芽)が出てくることがあります。
特に2度咲きを狙って中途で切った場合は、その可能性が高いです。
Q. 花が終わってから元気がない気がする…
→ 夏の暑さや冬の寒さで疲れていることもあります。
風通し・温度・湿度を整え、無理に育てようとしないのがコツ。
花が終わってからが「本当の育てどころ」
胡蝶蘭は多年草。花が終わってからのケアこそが、翌年の開花を大きく左右します。
- 花茎の処理で「2度咲き」か「休養」かを選ぶ
- 葉と根の管理を継続する
- 明るい場所と水やり・肥料のバランスを意識
これらを意識するだけで、1回きりの花ではなく、何年も繰り返し楽しめる胡蝶蘭になります。
まとめ
胡蝶蘭の花が終わったら、次の開花の準備がスタートします。
今の時期は株を整え、エネルギーを回復させるチャンス。
- 花茎のカットで「2度咲き」か「来年に備えるか」を選ぶ
- 水やり・肥料は通常通り継続
- 光や湿度を意識した場所で育てる
これを続けていけば、毎年花を咲かせてくれる胡蝶蘭に育ちます。
次回は、2度咲きの具体的なやり方を詳しくご紹介していきます!
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