【法人胡蝶蘭の教科書】失礼にならない贈答の「現場基準」を公開
※総務・秘書・事務担当者に実務基準で解説(個人ギフトにも応用可能)
この記事は、法人で胡蝶蘭(コチョウラン)の手配を担当する総務・事務・秘書の方向けに、失礼にならない判断基準を実務視点でまとめています。本記事の基準に沿って選べば、法人贈答で失礼になるリスクを大きく下げられます。はじめて担当する方でも、このページの順番通りに進めれば安全に手配できます。
→ 法人贈答の全体像を先に知りたい方は 法人胡蝶蘭贈答 完全ガイドをご覧ください。
この記事の結論(役員室・応接室に置かれる胡蝶蘭で失点しない基準)
- 役員室・応接室の胡蝶蘭は「贈った瞬間」より「置かれ続ける期間の印象」が評価になる。長期掲出の“会社の顔”
- 見られる軸は品の良さ(整い)/空間との調和/長持ち/管理負担。弱ってみすぼらしくなると、贈り主の印象まで残りやすい
- 環境特性(空調・乾燥・日当たり不安定・出入り少)を前提に、直風回避+週1チェック(担当者設定)までセットにすると事故が減る
- サイズは標準〜ボリューム3本立ちが最も安定。大きすぎると圧迫・動線・掃除で嫌われ、結果的に評価が下がる
- 本数より花数と整い方(花並び・立ち姿・左右バランス・つぼみ残り)が“役員室基準”。スカスカは安っぽく見える
- 色は白が基本(最も安全)。ラッピングは落ち着いた色・光沢控えめ、鉢・足元(受け皿・ぐらつき・汚れ)まで含めて完成度を見る
役員室・応接室は「派手さ」ではなく「品の良さ×安定感」が評価です。上の基準で選べば、長く置かれても印象が崩れにくく、総務・贈り手としての信頼につながります。
■監修者:ふくふくろう(法人贈答実務/総務15年以上)
- 法人贈答手配:15年以上
- 累計対応:500件以上
- 月3〜5件の手配を継続(BtoB企業で開業・移転・就任祝いを担当)
本記事は、推測や一般論ではなく、現場で運用されている判断基準に基づき作成しています。
役員室や応接室に置かれる胡蝶蘭は、法人贈答の中でも 特に長く・多くの人の目に触れる存在 です。
- 取引先
- 来客
- 社内の役員・幹部
こうした人たちが日常的に目にするため、「贈った瞬間」よりも「置かれ続ける期間の印象」 が重視されます。
| 見られるポイント | 良い印象 | 悪い印象(減点) |
|---|---|---|
| 品の良さ(整い方) | 「きちんとしている会社」 | 花並びが乱れて“手入れ不足” |
| 空間との調和 | 落ち着き・信頼感が出る | 色やラッピングが浮く |
| 長持ち | 配慮が伝わる | 数日で弱る/花落ちが早い |
| 管理負担 | 現場が助かる | 水・掃除が大変で嫌われる |
総務として花の手配をしていると、「ここに置く胡蝶蘭は、失敗できない」と感じる場面が何度もあります。
※法人で胡蝶蘭を贈る全体手順は、こちらの総合ガイドで体系的に解説しています。
▶ 法人胡蝶蘭贈答 完全ガイド
総務として実務で使っている胡蝶蘭専門店の紹介記事はこちらです。
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なぜ役員室・応接室の胡蝶蘭は難しいのか

役員室・応接室は、一般的なオフィスや店舗と比べて次のような特徴があります。
- 空調が強く効いている
- 日当たりが一定しない
- 人の出入りが少なく、水やりが後回しになりがち
- 「みすぼらしさ」が特に目立つ
| 環境の特徴 | 起こりやすいトラブル | 実務での対策 |
|---|---|---|
| 空調が強い(乾燥) | 花が早く傷む/つぼみ落ち/冷風で一気に弱る | 直風を避ける位置+加湿を意識 |
| 日当たりが一定しない | 片側だけ弱る/花姿が崩れる | 直射日光NG、明るい日陰へ |
| 出入りが少ない | 水やり忘れ/乾燥が進む | 担当者を決める(週1チェック) |
| 目線が集まる | 劣化が目立つ | 花数・仕立て重視、足元も整える |
そのため、同じ胡蝶蘭でも置き場所によって寿命や印象が大きく変わるという点に注意が必要です。
※一度弱ると、「贈り主の印象」まで長く残るのがこの置き場所の怖いところです。
役員室・応接室向け胡蝶蘭で失敗しやすい例

実務の現場でよく見かける失敗には、次のようなものがあります。
- 見栄え重視でサイズが大きすぎる
- 管理が難しく、早く弱ってしまう
- 花数が少なく、安っぽく見える
- 派手な色で空間と合わない
| 失敗例 | なぜ起きるか | 最短の回避策 |
|---|---|---|
| サイズが大きすぎる | 見栄えだけで選ぶ | 「圧迫感・動線・掃除」を基準に標準3本立ち |
| 管理が難しく早く弱る | 空調・乾燥を甘く見る | 直風回避+「週1チェック」をセットで |
| 花数が少なく安っぽい | 本数だけ見て花数を見ない | 本数より“花数と整い”を優先 |
| 色が派手で空間と合わない | 華やかさを優先 | 白が基本/淡ピンクは関係性次第 |
役員室・応接室では、「派手さ」より「品の良さ」と「安定感」 が重要です。
※ 実務では、管理職向けの社内書類が正式に回ってから手配することを徹底しています。
役員室・応接室に適した胡蝶蘭の選び方

ここからは、総務の立場で「これは安心」と感じてきた具体的な選び方のポイントを整理します。
| 項目 | 推奨 | 避けたい |
|---|---|---|
| サイズ | 標準〜ボリューム3本立ち | 大型すぎる/高さが出すぎる |
| 見え方 | 花数が多く整った仕立て | 花数が少なく“間がスカスカ” |
| 色 | 白(最も安全) | 濃色・個性的な色 |
| ラッピング | 落ち着いた色・光沢控えめ | 派手・ビニール感が強い |
| 鉢・足元 | 受け皿あり/安っぽく見えない鉢 | ぐらつく・汚れが目立つ足元 |
① サイズは「大きすぎない」が正解
役員室・応接室では、こちらのことが重要です。
- 圧迫感がない
- 動線の邪魔にならない
- 掃除や移動がしやすい
| 設置場所 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 役員室(室内がコンパクト) | 白・標準3本立ち | 圧迫感を抑え、移動・掃除がしやすい |
| 応接室(来客の目線が集まる) | 白・ボリューム3本立ち | 品よく存在感が出て、写真にも映える |
| 応接前のホール/前室 | 白・3〜5本立ち(動線次第) | 空間が広ければ“格”を出しやすい |
| 迷ったとき | 白・整った3本立ち | 失礼になりにくく、最も安定 |
標準サイズの3本立ちまたはボリューム感のある3本立ちが最も扱いやすいケースが多くなります。
② 本数より「花数と整い方」
役員室・応接室では、本数よりも次の点が見られます。
- 花が均等に並んでいるか
- 立ち姿がきれいか
- 全体にまとまりがあるか
花数が少ない多本立ちより、花数が多く、整った3本立ち の方が評価が高いことも少なくありません。
| チェック項目 | 良い状態 | 見え方(印象) |
|---|---|---|
| 花並び | 均等で段差がきれい | 品がある/“整っている” |
| 立ち姿 | 茎がまっすぐで倒れない | 清潔・フォーマル |
| つぼみの残り | 適度に残っている | これからも楽しめる印象 |
| 全体のまとまり | 左右のバランスが良い | 写真でも“高級感”が出る |
多本立ち=上ではなく、整った花姿=上が役員室基準です。
③ 色は「白」が基本
役員室・応接室では、空間の格や来客導線に馴染むことが最優先です。
- 白:最も無難でフォーマル
- ピンク:社風や関係性次第
- 黄色・濃色:基本的には避ける
白い胡蝶蘭は、清潔感とフォーマル感が出やすく、写真・来客対応のどちらでも浮きにくいのが強みです。
- 空間になじみやすい
- 清潔感がある
- 写真撮影でも映える
このような点で、失敗の可能性が最も低い選択 です。
④ 管理のしやすさを最優先する
役員室・応接室では、このようなことが多くあります。
- 水やりの頻度が一定しない
- 担当者が固定されていない
そのため、この特徴のある胡蝶蘭ほど長く良い状態を保ちやすい と言えます。
- 水やり回数が少ない
- 室内環境の変化に強い
- 弱ったときに対処しやすい
| 項目 | 基本ルール | やりがちなNG |
|---|---|---|
| 置き場所 | 直射日光NG/暖房・エアコンの直風NG | 風が当たる場所に固定 |
| 温度 | 15〜25℃目安、急激な温度差を避ける | 夜だけ冷え込む場所 |
| 水やり | 乾いてから控えめ(週1チェック) | 思いつきで少量を頻繁に |
| 担当 | 「見る人」を決める(週1でOK) | 誰も触らず放置 |
⑤ 鉢・足元の印象も重要
意外と見落とされがちなのが、鉢や足元の印象です。
- 受け皿が付いている
- 鉢が安っぽく見えない
- ラッピングが派手すぎない
役員室・応接室では、落ち着いた印象の仕上げ が好まれます。
役員室・応接室の胡蝶蘭は「長く置かれる前提」で考える

役員室や応接室の胡蝶蘭は、短期の演出ではなく、長期掲出の“会社の顔”として扱われます。
- 数日で役目を終える花
- 一時的な演出
上記のようなものではありません。
数週間〜数か月、会社の顔として置かれる存在です。
だからこそ、ここまで含めて選ぶことが、総務・贈り手としての評価につながります。
- 管理のしやすさ
- 空間との調和
- 劣化したときの見え方
まとめ|役員室・応接室の胡蝶蘭は「安定感」が最優先

| 最終チェック | OK | NG |
|---|---|---|
| サイズ | 標準〜ボリューム3本立ち | 大きすぎて圧迫/動線を塞ぐ |
| 見え方 | 花数が多く整っている | 花数が少なくスカスカ |
| 色 | 白(最も安全) | 濃色・派手色 |
| 足元 | 鉢が上品/受け皿あり | 安っぽい鉢/汚れが目立つ |
| 管理 | 直風回避+週1チェック | 担当不在で放置 |
役員室・応接室に置く胡蝶蘭では、このような考え方は通用しません。
- 大きければ良い
- 高ければ良い
品があり、管理しやすく、長く安定して置けること。
それが、最終的に「気が利いている贈答」として評価されます。
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