【法人胡蝶蘭の教科書】失礼にならない贈答の「現場基準」を公開
※総務・秘書・事務担当者に実務基準で解説(個人ギフトにも応用可能)
この記事は、法人で胡蝶蘭(コチョウラン)の手配を担当する総務・事務・秘書の方向けに、失礼にならない判断基準を実務視点でまとめています。本記事の基準に沿って選べば、法人贈答で失礼になるリスクを大きく下げられます。はじめて担当する方でも、このページの順番通りに進めれば安全に手配できます。
→ 法人贈答の全体像を先に知りたい方は 法人胡蝶蘭贈答 完全ガイドをご覧ください。
この記事の結論
- 法人贈答で総務が本当に困るのは「贈ったあと」に起きる表に出ない事故(クレームにならなくても社内評価に残る)。
- 代表トラブルは到着遅延/立札ミス/早期劣化/放置/置き場所不適合/対応遅い/購入理由を説明できないの7つ。
- 到着遅延の対策は「前日〜当日午前着」を社内ルールにする。
- 立札ミスの最短回避は事前校正(画像確認)できる購入先を選ぶ(社名は名刺コピペ、役職は最新)。
- 花が弱ったらまず置き場所(空調直風・直射日光)を疑い、写真を残して購入先へ相談すると社内説明が通る。
- 放置を防ぐには担当・頻度・相談先を決めるだけのシンプル運用が有効。
- 総務を守る最適解は日時指定・事前校正・窓口一本化・説明資料同封など“事故が起きにくい体制”の購入先を選ぶこと。
■監修者:ふくふくろう(法人贈答実務/総務15年以上)
- 法人贈答手配:15年以上
- 累計対応:500件以上
- 月3〜5件の手配を継続(BtoB企業で開業・移転・就任祝いを担当)
本記事は、推測や一般論ではなく、現場で運用されている判断基準に基づき作成しています。
法人贈答で胡蝶蘭を手配するとき、多くの人が意識するのは「贈る瞬間」です。
しかし、総務として実務を担当してきた立場から言うと、本当に困るのは「贈ったあと」 です。
- クレームにはならない
- でも社内で静かに問題になる
- 次から自分が任されなくなる
こうした 表に出にくいトラブル が、実際の現場では数多く発生しています。
また、私自身このような経験があります。
< 総務として実際にあった「表に出ない事故」>
- 立札・名札の表記ミス(名前違い/役職違い/敬称ミス)
- 他社と並んだときに雰囲気が浮いた(色・ボリューム・ラッピング)
① 立札・名札の表記ミス(名前違い/役職違い/敬称ミス)
過去に、業者側のミスで 立札の名前が間違っていた ことがあります。
業者はすぐに謝罪に来ましたが、贈答の場では「間違えた事実」そのものが消えることはありません。
どれだけ立派な胡蝶蘭でも、
名前を間違えた瞬間に、贈り主の印象は一気に悪くなります。
② 他社と並んだときに雰囲気が浮いた(色・ボリューム・ラッピング)
大きな取引先への贈答で、自社だけ雰囲気の異なる生花を手配してしまった 経験があります。
悪意はありませんでしたが、法人贈答では「目立つこと」自体がマイナスになる場面があります。
この記事では、総務として実際に困ることの多い胡蝶蘭贈答トラブルの典型例を整理します。
| トラブル | 表向き | 社内で起きること(本当の痛み) | 一番効く予防 |
|---|---|---|---|
| ① 到着遅延 | クレームになりにくい | 「段取りが悪い」評価が残る | 日時指定+配送品質の高い購入先 |
| ② 立札ミス | 表に出ないことも多い | 役員・上司の印象に直撃 | 立札の事前確認ができる購入先 |
| ③ 早く弱る | 相手先の管理に見える | 「購入先の選定ミス」と言われる | 出荷品質が安定+相談窓口あり |
| ④ 管理不明で放置 | 誰も言わない | 早期撤去→贈答効果ゼロ | 管理説明の同封+シンプル運用 |
| ⑤ 置き場所不適合 | 花の問題に見える | 総務が“花係”になる | 置き場所注意点が明記された購入先 |
| ⑥ 対応遅い | 問い合わせが長引く | 総務が矢面で消耗する | 法人対応の窓口が明確(一本化) |
| ⑦ 社内説明不能 | 価格比較される | 次回から任されない | 選定根拠(実績/受賞/直売等)がある |
※法人で胡蝶蘭を贈る全体手順は、こちらの総合ガイドで体系的に解説しています。
▶ 法人胡蝶蘭贈答 完全ガイド
総務として実務で使っている胡蝶蘭専門店の紹介記事はこちらです。
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トラブル① 到着が遅れた・間に合わなかった

よくある状況
- 開店日や就任日に間に合わない
- 午後到着で他社の花に埋もれる
総務側の問題点
- 「なぜ間に合わなかったのか」を説明しなければならない
- 相手先ではなく 社内での評価が下がる
防ぐポイント
- 日時指定が明確な購入先を選ぶ
- 天候・季節リスクを考慮した配送体制か確認
| 確認項目 | 総務のルール(おすすめ) | 理由 |
|---|---|---|
| 到着日 | 前日〜当日午前を基本にする | 午後到着は他社に埋もれやすい |
| 日時指定 | 指定可否+指定の精度を確認 | 「時間帯指定できるか」で差が出る |
| 繁忙期 | 年度末・大安・週末は早めに確保 | 在庫と配送が詰まりやすい |
| 天候リスク | 台風・大雪期は予備日を持つ | 遅延説明が最もつらい |
| 搬入条件 | ビル搬入・受付時間・警備の有無を確認 | 現地都合で受取不可が起きる |
総務ルールとしては「前日〜当日午前着」が最も安全です(午後着は“埋もれる・間に合わない”が起きやすい)。
■実務で本当に怖いのは「対応の遅れ」
法人贈答で起きがちな失敗は判断ミスよりも対応の遅れです。申請書の確認が半日遅れただけで手配が間に合わなくなるケースもあるため、私は贈答申請だけは最優先でチェックするようにしています。
トラブル② 立札(名札)の表記ミス

よくあるミス
- 会社名の誤字
- 役職名が古い
- 「様」「御中」の使い分けミス
| チェック | 確認方法(最短) | ミスるとどうなるか |
|---|---|---|
| 正式社名 | 名刺表記をコピペ | 信用を落とす(花より目立つ) |
| 役職の最新 | 直近名刺/公式発表で確認 | 「情報が古い会社」に見える |
| 敬称 | 会社/部署→御中、個人→様 | 教養・マナー不足の印象 |
| 旧字体 | 髙/高、﨑/崎などを名刺で統一 | 誤字扱いで気まずい |
| 贈り主の敬称 | 自社側は敬称なし(例:代表取締役 〇〇) | 「〇〇様」は自社に付けると違和感が出る |
| 事前確認 | 画像で事前校正できる購入先 | 最短で事故が消える |
なぜ致命的か
立派な胡蝶蘭でも、立札のミスだけが強く印象に残ります。
贈答先よりも、社内の上司や役員の目に留まるケースも少なくありません。
防ぐポイント
- 事前確認ができる購入先を選ぶ
- 役職は必ず最新情報で確認する
トラブル③ 花がすぐに弱ってしまった

よくあるケース
- 数日で花が落ちる
- 葉がしおれる
- 見た目が急に悪くなる
総務側の負担
- 「どこで買ったのか」を聞かれる
- 管理不足なのか品質なのか判断できない
防ぐポイント
- 出荷状態が安定している購入先
- 管理方法の説明が付いているか
判断に迷ったら、まずは「置き場所(空調の直風)」を疑うのが最短です。次に、写真を残して購入先へ相談すると社内説明もしやすくなります。
| 症状 | 品質側の可能性 | 管理側の可能性 | 総務の最適行動 |
|---|---|---|---|
| 数日で花落ち | 出荷時点で弱い/輸送ストレス | 直射日光・暖房直撃 | 購入先へ写真添付で相談(記録を残す) |
| 葉がしおれる | 根傷み/乾燥ストレス | 過湿・水やり過多 | 置き場所変更+水やり停止で様子見 |
| つぼみが落ちる | 温度変化に弱い個体 | 冷暖房の風・寒暖差 | 空調風の回避(最優先) |
トラブル④ 管理方法が分からず放置される

現場の実情
- 水やりの頻度が分からない
- 誰が管理するのか決まっていない
- 忙しくて後回しになる
結果
- 早く片付けられる
- 枯れて悪目立ちする
| 決めること | おすすめの決め方 | 放置が起きる原因 |
|---|---|---|
| 担当者 | 総務“固定”ではなく設置場所の近い部署に委任 | 「誰の仕事か不明」になる |
| 水やり頻度 | 説明書どおり+週1チェックだけでもOK | 頻度が曖昧で先送り |
| 困った時の連絡先 | 購入先の窓口を明確化 | 相談先がなく放置に向かう |
| 置き場所ルール | 空調風・直射日光NGを一枚で貼る | 移動されて環境が崩れる |
防ぐポイント
- 管理方法が簡単
- パンフレットや説明資料が付属している
そのまま貼れる「管理ルール」テンプレ
【胡蝶蘭 管理ルール】
・水やり:週1回、鉢の中が乾いている時だけ
・置き場所:直射日光NG/エアコンの直風NG
・困ったら:購入先(連絡先)へ写真を添えて相談
トラブル⑤ 置き場所に合っていない

よくある例
- 直射日光が当たる
- 空調の風が直接当たる
- 温度差の激しい場所
総務側の困りごと
「花の専門家ではないのに、なぜ自分が対応しなければならないのか」という心理的負担が生まれます。
防ぐポイント
- 環境変化に比較的強い胡蝶蘭
- 置き場所の注意点が明記されている
| NG環境 | 起きがちな症状 | 代替の置き場所 |
|---|---|---|
| 直射日光 | 花焼け・急速劣化 | レース越しの明るい場所 |
| 空調の風が直撃 | つぼみ落ち・乾燥 | 風が当たらない壁側 |
| 出入口付近 | 寒暖差で弱る | 人の動線から一歩奥へ |
| 温度差が激しい場所 | 花落ちが早い | 温度が安定した室内 |
トラブル⑥ 配送トラブル時の対応が遅い

問題になるケース
- 問い合わせ先が分からない
- 返信が遅い
- 誰が責任を持つのか曖昧
総務の立場
贈答先ではなく、自分が矢面に立たされる 状況になります。
防ぐポイント
- 一社完結で対応している購入先
- 法人対応に慣れているか
| 確認ポイント | YESなら安心 | NOだと起きること |
|---|---|---|
| 連絡窓口が一本化 | 担当が明確で早い | たらい回しで時間が溶ける |
| 法人対応の実績 | 立札・請求・納品が安定 | 初歩ミスが起きやすい |
| 再手配の判断が早い | 問題収束が早い | 総務が矢面で疲弊 |
| 写真付き報告 | 社内説明が通る | 証拠がなく説明できない |
トラブル⑦ 社内で説明できない購入理由

実際によくある場面
- 「なぜここで買ったの?」
- 「もっと良いところがあったのでは?」
総務が困る理由
感覚的な理由や価格だけでは、社内説明が通らない ことがあります。
防ぐポイント
- 生産直売
- 専門性
- 受賞歴などの第三者評価
総務が守られるのは「説明できる根拠」がある購入先です(直売・実績・受賞・法人導入など)。
総務目線の結論|トラブルは「個人の注意力」では防げない

| 総務の現実 | 起きること | 仕組みで潰す方法 |
|---|---|---|
| 忙しくて確認が甘くなる | 立札・日程のミスが出る | 事前校正・日時指定が標準の購入先 |
| 比較する時間がない | 価格だけで選びがち | 選定根拠(実績/受賞/直売)で社内説明 |
| トラブル対応が重い | 総務が矢面 | 窓口一本化+法人対応の体制 |
| 管理が回らない | 放置→撤去 | 説明資料同封+相談先明記 |
ここまでのトラブルを見ると、「気をつければ防げる」と感じるかもしれません。
しかし実務では、このような状況がほとんどです。
- 忙しい
- 初めての案件
- 比較する時間がない
そのため総務としては、「トラブルが起きにくい体制の購入先を選ぶ」これが唯一の現実的な対策 だと感じています。
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