胡蝶蘭が突然元気をなくし、
「水はあげているのに葉がしおれる」
「気づいたら株がグラグラする」
このような症状が出た場合、もっとも疑うべき原因が「根腐れ」です。
根腐れは進行が早く、放置すると回復が難しくなるトラブルですが、
早期に気づいて正しく対処すれば、復活できるケースも少なくありません。
この記事では、
- 根腐れとは何か
- 見分け方(初期・進行時)
- 原因とやってはいけない管理
- 正しい対処法
- 再発を防ぐ管理方法
を1記事で完全に理解できる構成で解説します。
胡蝶蘭の根腐れとは?
根腐れとは、胡蝶蘭の根が過湿や蒸れによって傷み、機能しなくなる状態です。
健康な根の役割
胡蝶蘭の根は
- 水分を吸収する
- 空気(酸素)を取り込む
という重要な役割を担っています。
しかし、常に湿った状態が続くと、
酸素不足 → 雑菌増殖 → 根が腐敗
という悪循環が起こります。
根腐れの見分け方【初期〜重症】
初期症状(気づきにくい)
- 葉の張りがなくなる
- 葉にシワが出る
- 花の持ちが悪くなる
👉 この段階では水不足と勘違いしやすいため注意が必要です。
進行した症状
- 根が茶色・黒く変色
- 根がブヨブヨしている
- 株が鉢の中で不安定
- 葉が黄色くなる
👉 ここまで来ると早急な対処が必要です。
胡蝶蘭が根腐れを起こす主な原因
① 水やりのしすぎ
最も多い原因です。
特に
- 表面が乾いた=水やり
- 定期的に決まった日数で水やり
は、根腐れを招きやすくなります。
② 風通し不足・蒸れ
- 夏場の高温多湿
- 空気が動かない室内
では、水を控えていても根腐れが起こります。
③ 鉢・用土が合っていない
- 通気性の悪い鉢
- 古く劣化した水苔
は、内部が常に湿りやすくなります。
④ エアコンを使わない
夏に室温が高すぎると、根の呼吸が阻害されます。
根腐れを見つけたときの正しい対処法
軽度の場合(まだ健康な根がある)
- 水やりを一時的に中止
- 風通しの良い場所へ移動
- 直射日光を避けて様子を見る
👉 初期ならこれだけで回復する場合もあります。
重度の場合(腐った根が多い)
植え替えが必要です。
手順の概要
- 鉢から株を取り出す
- 腐った根を清潔なハサミで切除
- 健康な根だけを残す
- 新しい用土・鉢に植え替える
※無理にすべての根を残そうとしないことが重要です。
根腐れした胡蝶蘭は復活できる?
復活の可能性がある条件
- 葉が2枚以上残っている
- 茎の根元が腐っていない
- 健康な根が一部でも残っている
これらを満たせば、回復する可能性は十分あります。
根腐れを防ぐ正しい管理方法
水やりの基本
- 完全に乾いてから与える
- 回数ではなく「状態」で判断
👉 冬の水やりについては
【コチョウランの冬越し完全ガイド】 へ
風通しの確保
- サーキュレーターで空気を動かす
- 株を密集させない
季節ごとの意識
- 夏:蒸れ対策最優先
- 冬:水やり控えめ
👉 【胡蝶蘭の夏の管理方法】 へ
やってはいけないNG対処
❌ 水を多く与える
❌ 霧吹きを頻繁にする
❌ 腐った根をそのままにする
❌ 肥料を与える
根腐れ時の肥料は逆効果です。
法人・贈答胡蝶蘭で注意すべき点
- 水やり担当を決めない
- エアコンを切りすぎる
- 見た目だけで判断する
👉 法人環境では管理ルールの明文化が重要です。
よくある質問(FAQ)
Q. 根腐れと水不足の見分け方は?
A. 水不足は葉が硬く、根腐れは葉が柔らかくなります。
Q. 根が全部腐った場合は?
A. 残念ながら復活は難しくなります。
Q. 夏でも水苔は乾かして大丈夫?
A. はい。常に湿っている方が危険です。
まとめ
胡蝶蘭の根腐れは、
「良かれと思った管理」が原因になることが多いトラブルです。
- 水は控えめに
- 風通しを重視
- 季節ごとに管理を変える
これを意識するだけで、根腐れのリスクは大きく下げられます。
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